フィリピンの書類からレッドリボン(赤いリボン)がなくなった!!
2019年5月14日にフィリピンがハーグ条約の締約国になった
私、今まで結構色々な人へ何度も言っていたのですが、世界で1番カッコいい書類はフィリピンのレッドリボン(フィリピン外務省の認証)やと思っていたんです(笑)
それやのにーーーー( ;∀;)!!!
赤いリボンがなくなったーーー!!!

残念ながら(?)2019年5月14日にフィリピンが「外国公文書の認証を不要とする条約(ハーグ条約)」の締約国になったので、私が好きだったレッドリボン(赤いリボン)が廃止されました。
まぁ……「なくなったからって何?」という感じかもしれませんが、古い情報でネットではまだまだ【フィリピン外務省で認証されると赤いリボンが付けられる】という情報が多いので、書類を取得して「リボンないやん!!!」と焦ってしまわれた方へ向けて記事を書きたいな~と思います(笑)
これからフィリピン人のご婚約者様と結婚をしよう!とお考えの方や、すでにフィリピン側で結婚が完了していてこれから結婚ビザ・配偶者ビザ申請を進めよう!とお考えの方はぜひチェックしてください♪
そもそもレッドリボン(DFA認証)って何だったの?!
フィリピンの外務省で認証された書類=レッドリボン
DFAとはフィリピン外務省(Department of Foreign Affairs)の省略です。
日本に外務省があるようにフィリピンにも外務省があって、フィリピン外務省で正規の書類であることを認めてもらうことをレッドリボン(DFA認証)といいます。
海外で発行された書類はどうしても偽造書類が多いため、フィリピンで発行された書類(例:結婚証明書や出生証明書・独身証明書等)がきちんとした役所・機関で発行された書類であることをフィリピン国として認めますよーというもので、2019年5月14日以前まではフィリピン外務省(DFA)で認められた書類には赤いリボンが付けられていました。
これからは認証ではなくアポスティーユ(APOSTILLE)に
赤いリボンから金ピカのシールになった!!
赤いリボン(レッドリボン/DFA認証)は廃止されたけど、じゃあこれからは何になるの?と気になる方へ!
これからは、アポスティーユ(APOSTILLE)になります。書類に金ピカのステッカーが貼られます。そして、書類自体も今までのものと変更になって「APOSTILLE」となっています。
手続きとしては今までのレッドリボン(DFA認証)と特に変わらないようなので、結婚手続きを行う場合はフィリピン外務省へ行って従来通りの手続きを行ってもらえればOKかなと思います。
認証??結局アポスティーユって何なんだ?!
「外国公文書の認証を不要とする条約(ハーグ条約)」って言われても難しく感じるゾ!

認証やアポスティーユを説明するためには、ハーグ条約について知って頂く必要があります。
「外国公文書の認証を不要とする条約(略称:認証不要条約)」(1961年10月5日のハーグ条約)という条約があり、日本はその締約国です。先述したように、2019年5月14日にフィリピンもこの条約の締約国になったんですね。
通常、日本の公文書を外国へ提出する時は、日本にある各国の大使館領事館であらかじめ認証を受けなくてはいけません。しかし、この条約を締約している国へ日本の公文書などを提出する時は、外務省でアポスティーユを受ければあらかじめ日本にある大使館領事館で認証を受けなくてもその国で使用ができるというものです。
具体的な例としては、日本で取得した戸籍謄本をフィリピンで使用しようとした場合、今までは市役所で戸籍謄本を取得して→日本の外務省で認証してもらって→駐日フィリピン大使館・領事館で認証してもらってからでないとフィリピンでは使用できませんでした。今回フィリピンはこのハーグ条約を締約したので、フィリピンで戸籍謄本を使用する時には日本の外務省でアポスティーユを受けるだけで使用できるようになりました。なので、駐日フィリピン大使館・領事館での認証の手間を減らすことができるんです!
アメリカ・イギリス・イタリア・インド・ウクライナ・オーストラリア・オランダ・コロンビア・スウェーデン・スペイン・韓国・ドイツ・トルコ・ニュージーランド・ブラジル・フランス・モロッコ・モンゴル・ロシア フィリピン(2019年5月14日) 他
※一部の国ではハーグ条約締約国であっても書類によっては駐日大使館・領事館での認証を求めるケースもあります。
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